トップページ  毎月のおたより'08.10

絵画教室という看板をあげておきながらこういうことをいうと、びっくりされるかもしれませんが、 子どもの絵というのは、何も特別に教えないでも放っておけば、かなり決まった過程を通って発達するようです。 子どもにいい絵を描いてもらいたいと思うなら、大人がへたに介入しないことが大切です。順当な発達を無視して、 大人が形を教えてしまうと、こどもは、絵を描くというのは、教えられた形を描くこと。と理解してしまうでしょう。 まず、大人の思ういい絵が必ずしもいい絵ではないのです。 意外とこのことに気づかず伸びるはずのものをつぶしてしまっている親御さんも少なくありません。 絵も子育ても親がよかれと思って口を出す。介入する。意見する。ことが、自分自身の作品でないようなきもちになる。 自分自身を生きている気持が薄くなる。過程よりも、親がOKを出す結果優先になる。と、あまりいい結果につながらないようです。 先月、幼児さんクラスでは、マルをたくさん描いて遊びました。閉じたマルをかけるようになるのは、2才半を過ぎてから。 といわれます。3才・4才としっかり、子どもの描いたマルのおはなしを聞いてあげてください。 生活の中のお話がマルにたっぷりつまったこの時期には、しっかり描く意欲を育てたいものです。 訂正しない。形を教えないで、色の指示をしない。お母さん描いて!と言う子供の声は、一緒にお絵描きしよう。 ということなので、お母さんは、張り切ってお母さんの思ういい絵を描かないように注意しましょう。ましてや、 キャラクターを描いて見せたりしないほうがいいですね。 何でもかんでも早くできるようになることがいいこと。という風潮の中、自然に任せて子どもの発達を妨げない。 ということは親の辛抱もいるし、ずいぶんと難しい時代だなぁ。と思うこのごろです。