トップページ  毎月のおたより'08.04,05

いよいよ、幼児さんクラスがスタートします。1年間子どもたちがどのように成長していくのか、 とても楽しみにしています。二人からのスタートですが、少しづつお友達が増えるといいなぁ。と思っています。 どうぞ、よろしくお願いします。毎年、この4月には、小麦粘土を作ります。気持ち悪くて触れない子、べたべたがとれなくて、 悪戦苦闘の子、さまざまです。そして、ぐるっと一年後の3月にも、小麦粘土を作って、春飾りをつくります。 さあ、その時の子ども達の変化ぶりは、さなぎが蝶になるような変わりようなのです。 手際よく色を織り交ぜながらふわふわの粘土を作り上げるのです。教室の中で今日の取り組みに、 今日出来なくてもいいのです。長い時間の中で、子ども達自身の中に、ものを創るって楽しい。得意なんだ。 という気持ちが芽生えてくれるといいな。と思います。日常の中に、ものづくりが据えられるときっと豊かな時間を過ごすことができると思うのです。 私の母は私の絵をよく家に飾ってくれました。この色合いはステキだね。とか、ここはよく描けてるね。 などといいながら。そんな作品たちは今私が見てみると、とても貧相な絵だったり、バランスの悪い絵だったりします。 でも、絵が得意なんだ!という、大きな勘違いをさせてもらった私はものを創ることが大好きになりました。 大人から見るとぐちゃぐちゃの絵だったり非常にアンバランスな絵でもいいと思います。 アンバランスだと気づくのは、何十年も生きてきたからこそわかること。 子どもたちは、その子自身の心地よいバランスを今から、何十年もかけて自分自身で、見出していくのです。 それが、その子らしさです。途中でけなされてしまった子は、見つける前に途中でやめてしまうでしょう。こんな実験結果があります。 1学級の中から、無作為に、4人の子どもを選び、本人にも親にも内緒に、担任教師のみに「この子達は能力が高いです」と伝えられました。 半年後の成績がなぜか、ものすごく上がっていた。というのです。その子の持つ特質を見抜き、思いっきり誤解して、 本気で信じてあげると、それは本物になる。という実験結果でした。これを「ピグマニオン効果」というそうです。 どうぞ、子ども達の作品を、出来不出来で見ないで下さい。どうぞ批評しないでください。 彼等が持つどんな能力も本物になるかどうかは、大人の姿勢次第だと思えてきませんか?